「インド万華鏡」の旅へ

インドの風景、遺跡、人々、神々、ヨーガ、伝統武術

タンジャヴール:ブリハディーシュワラ寺院 【チョーラ朝寺院建築の壮大】

今回取り上げるのは、南インドのタミルナードゥ州、タンジャブール(Thanjavur)市にある世界遺産、ブリハディーシュワラ寺院(Brihadeeswara Temple)だ。 この寺院は1010年にチョーラ王ラージャラージャⅠ世によって建てられた、登り龍の如き帝国の隆盛を象…

チットールガル城砦:ラージプートの栄光と殉難の記憶

砂漠の国ラジャスタン州は、インドでもその特徴的な文化、風俗でとりわけ人気が高いが、いわゆる城塞都市の宝庫としても知られている。 今回は中でも,、岩がちな丘陵が丸ごとひとつ城壁で囲まれた、チットールガル(Chittaurgarh or Chittorgarh)城砦を紹介…

マンドゥ村の日々【後編】大地に生きる村人たちの笑顔

上の前回投稿では、遺跡とバオバブの樹を中心にお送りしたマンドゥ情報。今回はマンドゥ村が位置する地形の面白さとそこで生きる素朴な村人たちを写真と共に紹介したい。 マンドゥ村は標高400~600m前後にある台地上の平坦地に広がっている。下の絵地図を見…

マンドゥ村の日々【前編】点在する遺跡とバオバブの大樹

今回紹介するのは、マディヤ・プラデシュ州のマンドゥ。 マディヤ・プラデシュ州の州都、ボパールに次ぐ第二の商都インドールからおよそ100kmの台地上に位置する小さな村だ。 アクセスは直行バスでインドール(Indore)より3時間半、とダール(Dhar)より1…

オームカレシュワルの巡礼路 【後編】尾根道を越えて遺跡エリアへ

サンガムの河原。水は澄み、自然の岩場が日本人には心地よい 前回、オンカレシュワル寺院からサンガムの合流点までの道行きを紹介した。 聖河合流点サンガムで沐浴する サンガムで身を清めた巡礼たちは、ここで折り返して島の尾根筋へと登っていく。 沐浴で…

オームカレシュワルの巡礼路 【前編】サンガムの沐浴場へ

今日紹介するのは聖地オームカレシュワル(Omkareshwar)、マディヤ・プラデシュ州のヴィンディヤ山中にあるヒンドゥ聖地だ。 ナルマダ河の中洲島である『マンダタ島』の全体が聖地。上流にはダムが見える。 その中心は12ジョティリンガの内のひとつであるオ…

ナルマダ河の聖地マヘッシュワール / アヒリャーバーイ王妃の記憶

今回紹介するのは、マヘッシュワール(Maheshwar)。オンカレシュワルの下流にあるナルマダ河に面したヒンドゥ聖地だ。 ガートから見るナルマダ河の夜明け マヘシュワールは、古くはマハバーラタの時代から知られた地政学的要衝で、現在残るガートやパレス、…

マヒンドラ・オートよ永遠に! / ウジャイン3

ヒンドゥ聖地としてのイメージの強いウジャインだが、私にとってウジェインとは、ズバリ、マヒンドラの乗り合いオートに他ならない。 見よ、このレトロなマッドマックス的風格を! 一般にテンプーと呼ばれるこの公共の乗り合いミニバスは、大きく前に伸びた…

チャトリ墓廟が意味するものと仏教ストゥーパ / ウジャイン 2

前回のウジェイン1記事の中で、ハルシッディ寺院のドーム天井について紹介した。 ハルシッディ寺院のドーム天井に描かれたシュリ・シャクティ・ヤントラ(マンダラ)。アングルの関係で分かりにくいが、ヤントラの中心が天上ドームの中心になる ハルシッデ…

ラジサマンド湖畔の知られざるパビリオン彫刻

第一パビリオン。湖面に反射する日の光に下から照らされて彫刻の陰影が美しく揺れている ラジサマンド湖(Rajsamand Lake)はラジャスタン州に多くある人造湖のひとつで、レイクパレスで有名なウダイプル市から北に六十数キロ離れたカンクローリ(Kankroli)の…

クンブメーラの聖地・ウジェイン 1

ウッジェイン(Ujjain)の名前は既にマハバーラタの時代から知られ、ブッダが生きていた紀元前5世紀頃には16大国のひとつ、アヴァンティ王国の首都ウジェイニとして記録に残っている。 町の中心にあるバザールの賑わい。背後にはクリシュナ(ゴパール)寺院…

ケララの伝統武術:カラリパヤット(Kalaripayattu)

カラリパヤットはケララに古くから伝わる伝統武術だ。 日本では古くは80年代アリナミンのテレビCMで「いやはや、鳥人だ!」というキャッチコピーが話題になった3mのハイジャンプ・キックを行ったのがカラリパヤットの達人であった。 1985年CM 武田薬品工業 …

シーク教の聖戦士ニハングとガトカ武術

インドの首都デリーから北西に位置しパキスタンと国境を接するパンジャブ州は、シーク教徒の故郷だ。 黄金寺院のあるアムリトサルと並ぶ聖地、アナンドプル・サヒーブ(Anandpur Sahib - Wikipedia)には、いまだ中世そのままの生活を維持する聖なる侍・ニハ…

カルカッタの路上生活

私は95年からインド通いを始めた鉄板のインド・フリークだが、当時格安チケット使ってインドに行く場合、バンコク経由でカルカッタ(コルカタ)に入るというのが王道だった。 あの頃はパキスタン航空とかエジプト航空とか名前からして怪しげな(笑)チケット…